安全と歌われているIHヒーターで、誤った使い方によって
火災・発煙などの事故が増えているそうです。
IHヒーターの便利さは、認識されつつあるので
このようなことは、頭に入れて上手に使いましょう!
出来るだけ、IH専用の鍋を使いましょう!
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
火を使うガスコンロより安全として普及しつつあるIH(電磁誘導加熱)クッキングヒーターで、誤った使い方などによる火災、発煙などの事故が急増している。
経済産業省系の独立行政法人・製品評価技術基盤機構(NITE)にメーカーなどから通報があった事故は、2002年度から06年度までの5年間で計14件だったが、07年度は8月までの5か月だけで、台所の壁がこげるぼやなど10件に達した。
各メーカーは消費者に注意を呼びかける一方、機器の改良を進めている。
NITEによると、原因は調査中のものも多いが、底が平らなIH用鍋でなく、ヒーターとの間に空間がある鍋では、ヒーター中央部の温度センサー部分に鍋が接触せず、実際より温度を低く感知するケースがある。この場合、設定温度以上に加熱し、煙が出たり、てんぷら油などに引火したりする危険があるという。
油が規定量より少ない場合も、過熱して引火するケースがある。底が平らでない鍋でNITEが9月に行った実験では、油の量を減らして最大火力を選んだ場合、3分弱で油の温度が360度以上まで上昇し、引火した。
各メーカーは取り扱い説明書で、使える鍋の形状などを挙げ、「揚げ物の時はそばを離れないで」といった注意喚起をしているが、注意書きを大きくするなど正しい使い方の周知徹底を図るほか、機器の改良も進めている。
松下電器産業が6月に発売した、システムキッチンへの組み込みタイプ(ビルトイン型)は、温度センサーに加え、鍋底からの赤外線を瞬時に検知する「光火力センサー」を付け、鍋がヒーター面に十分接触しなくても温度を検知できるようにした。
温度管理の徹底で、500グラム必要としていた油の量も200グラムで対応できるようにした。
東芝のビルトイン型は、温度センサーを二つにし、中央部が鍋底に接触しない場合も温度を測れるようにしている。
読売新聞より
スポンサーサイト